工賃を上げるために外部就労を行うには、職員の雇用が必要となり、資金面でのリスクが大きく、決断が遅れてしまっています。どのようにしたらよいでしょうか?

事業を開始して現在1年半です。
今は、内職作業のみで工賃を出しています。
工賃を上げることは、このままでは限界だと感じています。
利用者さんは1日平均11名ほどで、収入は月平均で13万。
工賃を上げるために外部就労を行うには、職員の雇用が必要となり、資金面でのリスクが大きく、決断が遅れてしまっています。
どのようにしたらよいでしょうか?

ご自身で答えを出されているように、ここは決断が必要だと思います。

「施設外就労を開拓・実施したいが、職員の手が足りない」
という声をよく聞きます。

それでも、やるほうが良いとわかっているのであれば、行動を起こすべきです。

ある事業所では、提案したい企業が見つかった時、
一時的に施設長や理事長が現場に入ってでも、
施設外就労の体制を整えようと決意しました。

2、3人の利用者に職員が1人ついて支援にあたる施設外就労は、
効率が悪いと考える方が多いようです。

就労支援フォーラムでもお話したとおり、
”割にあう”施設外就労を目指すのであれば、
パート1人分程度の仕事を開拓するのではなく、
最初から月50万円規模の仕事を企業から業務委託するつもりで
社長に持ちかけてみることをお勧めします。

「外に出て働ける人はそんなに多くない」と言ってしまっては、
自ら可能性を否定するようなものです。

外に利用者の作業室をひとつ創るつもりでアタックしましょう。

企業の経営者もそのことが人手不足の解消や業務効率の向上につながる
ことがわかれば、パートナーとして迎え入れてくれると思います。

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