いい働く場つくり隊4期(勉強会第3回 活動報告)「あれ?これってうちでもやってる 軽作業では・・なのに、この差は何なんだ?!」

2019年3月14日(木)①

今期のいい働く場つくり隊はA型事業所の方にも
ご参加いただいています。
ということで、今回の視察先は、埼玉県草加市で
A型事業を営む「クリスタルサービス草加」。
株式会社が運営し、いわゆる軽作業中心に事業を
行っている事業所です。

午後の仕事開始直後にお邪魔しました。
メイン業務は、「アクリル素材の雑貨の
アッセンブリ作業」という説明を受け、
まずは作業の様子を見学させていただきました。

テーブルごとに支援者が業務管理を
きちっと行っていることが一目でわかります。
ご自身でももちろん手を動かしていますが、
目線は利用者中心。
シールを貼る位置、貼り方のコツ、
作業のスムーズな流れ、
アイテムが混ざらないようにするための
声掛け。
動作を見ながら体調管理も行っています。

単位時間あたり何個やればいいかの
目標が示され、それを各自理解して、
仕事が進められます。

シビアにノルマを設定するこのやり方は
10月からとのこと。
「利用者の成長を日々実感している」との話に
皆さんじっと耳を傾けます。

とはいえ・・
正直、やっている作業は、
特別なものには見えません。

なのに、どうして、この事業所では
月に300万円~400万円の売上が作れるのか?

隊員の頭上に「???」がたくさん
浮かんでいるところで、代表の細井宣和さんが
話し始めました。

会社が大事にしていることはこれです。
額に入って大きく示された経営理念を指さしました。

このためにどうするか。考え、試行錯誤し、変えてきました。
取引先、仕事の進め方、支援の仕方のどれも、
ここにたどり着くまでに苦労しました。
率直に語ります。

営業専門の担当者がいる。
内職業者とは取引しない。
利用者には採用基準がある。
1週間の実習で適性を見極める。

いい働く場とは何なのか。

15分ほどの細井さんの話の中に、
核心をつかむヒントがいただけたような
気がします。

利用者に最低賃金払えばいいってもんじゃ
ない。
「誰もが主役になる企業」を目指すとは
どういうことか。
掘り下げて学び合う時間に
なりそうです。

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