【第2期】第2回 あおぞらソラシード(新潟県)
全国各地の事業所から、「工賃3万円にしたい!」という
若手職員11名が集まった、いい働く場つくり隊第2期。
第2回目の勉強会は、
NPO法人あおぞら あおぞらソラシード(新潟県阿賀野市)で開催しました。
第2回は、つくり隊隊員の事業所から見学先を決めました。
アテンド役は、第2期の隊長・あおぞらソラシード主任の木津さんです。
■JR新潟駅からバスに乗り込み、あおぞらソラシードへ
「楽しく働き、楽しく暮らそう」。あおぞらが掲げる理念です。
“楽しく”とは、今日、事業所にきて、
仕事の役割があって、また明日も仕事があること。
仕事で必要とされること。
この理念のもと、あおぞらは、工賃5万円を目標とし、
様々な生産活動を展開しています。
あおぞらソラシードで行っているのは、化粧品の製造、農園作業、
請負作業、温泉施設の運営の4種です。
木津さんは、今年からあおぞらソラシードの主任となりました。
施設長は本多佳美さんは、他の施設長も兼任しているため、
現場は木津さんに任されています。
■本多施設長を交えて、勉強会に突入
見学を終え、改めて本多さんと木津さんからお話しいただきました。
本多さんからは、あおぞらの現状や、工賃5万円を目指すきっかけ
となった利用者の家族のエピソードなど、
木津さんからは。あおぞらソラシードの部門ごとの課題について
情報提供がありました。
木津さんは、勉強会の準備をすすめるうちに、
これまで数字に全く向き合えていなかったことに
気付いたと言います。
「いくら工賃5万円の思いがあっても、
何をやっていく必要があるのかが見えていないと、
掛け声だけで終わってしまうんだな・・・」
木津さんの課題感を共有した上で、
隊員同士、木津さんの立場になりきり、
平均工賃5万円にするために、何をすればいいのか、
ディスカッションをしていきます。
ディスカッション後の隊員の皆さんの意見をじっと聞き、
「次のあおぞらソラシード会議が勝負、頑張る」と宣言した
木津さん。何をすればいいかが見えたようです。
「『やっぱり』という口癖はやめたほうがいいよ。否定的に
なるから。」とアドバイスした隊員もいます。
本気・本音の意見です。
■そのとき、隊員は何を想ったか
今回の勉強会を終えて、隊員の皆さんからも
率直な声が挙がりました。
「自分の施設も、数字を直視していないことに気付いた。」
「工賃は上がる、ではなく、上げるものだと思った。」
「工賃アップについて考えているだけで満足していた。
考えて、行動に移さないとダメだ。」
いい働く場つくり隊は、自ら学び、行動する場。
3万円の事業所にするために、何をするか・・
自分で課題を見つけ、事業所をガツガツ変えていく
気概にあふれた場です。
隊員の皆さんが、あおぞらで吸収したことを生かして、
次回までにどんなことをやってくるか、報告が楽しみです。
隊員の皆さん、頑張ってください!!
(お世話係 田澤)
▲あおぞらソラシードに向かうバスの中で復習
▲あおぞらソラシード到着
▲あおぞらの石井さん
▲自主製品のリネンウォーター
▲化粧品製造室の見学
▲がんばった自分へのご褒美
▲利用者と一緒に決めた事業所の目指すこと
▲本多施設長
▲本多施設長から、あおぞらについて
▲木津さんから、課題を共有
▲真剣な隊員のみなさん
▲どんどん質問がでてきます
▲木津さんの立場になって考えます
▲グループごとに出た意見を発表
▲懇親会でも本多施設長への質問がつづきます
▲いったんお開きに。次回もがんばるぞ!