利用者に納品数や完成数などの具体的数値を説明や提示すると 「プレッシャーになる」「せかされている気になる」 などの声があがり、中には通所しなくなる方もいます。具体的な数字なしに利用者への動機づけや、目的・意義の共有は可能でしょうか?

精神障害者のB型事業所で主に菓子の袋詰め、お茶製品のパッケージングを下請け作業としています。
利用者に納品数や完成数などの具体的数値を説明や提示する「プレッシャーになる」「せかされている気になる」などの声があがり、中には通所しなくなる方もいます。

具体的な数字なしに利用者への動機づけや、目的・意義の共有は可能でしょうか?

障害特性に配慮する必要があることから、
「プレッシャーを与えたり、スピードを求めるようなことはできない」
というご意見がよく出ます。

必要な支援は当然行わなければいけないと思いますが、
「すべての利用者に数値目標やスピードアップを求めてはならない」
ということではないと思います。

生産性を上げることを目標にし、
その達成にやりがいを感じる利用者の支援も、
就労支援の重要な視点であることは間違いありません。

売上目標や生産性向上の目標が何のためにあるのか、
個々の利用者の支援目標に照らして説明する必要があると思います。

そう考えると、工賃アップの取組みは個別支援そのものだと実感します。

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