- 今日の講義を聴いて、自分も含め、事業所内での作業の仕分けが 目的に合う形で全くできていなかったことに気付きました。
工賃アップにつながる自主事業(パン・和菓子他)、 利用者の取り組みやすい受注作業(複数)を並行しているため、 場当たり的に優先順位を職員が決めてしまっています。
とは言え、現状両方並行していかないと現状の工賃もままならない状況です。
仕分けのタイミング、方法などアドバイスをいただけないでしょうか? 事業の見直しを行う上でのポイントは二つ。
一つ目は、目標工賃を決めることです。
1ヶ月3万円の工賃を20人に支払うとしますと、
1ヶ月に60万円の工賃支給が生じます。経費を差し引いた60万円を、どの事業で稼いでいくのか…
そう考えていきます。そして二つ目のポイント。
達成時期を決めることがポイントです。
2年後なのか3年後なのかによって、やるべきことのスピード感が変わります。
なるべく早く、可能であれば、といった考え方ですと、
なかなか決断ができず、時間ばかりが過ぎていくことになりかねません。この二つが明確になることによって
優先順位がはっきりします。たとえば、月60万円の工賃払うためには、
「この仕事はもっと伸ばそう」
「この仕事はやめよう」が具体的に検討できます。2年後に工賃を3倍にするのだから、
「今年いっぱいで効率の悪い仕事を辞めよう」
という意見が真実味を帯びてきます。